朴坂峠越え

9月25日(土)

福光地域(南砺市)から二俣町(金沢市)を結ぶ、朴坂峠越えの道を歩きました。
加賀と越中を結んだ道として知られる古道の一部を、歴史を感じながら皆で歩き切ろうという活動です。

出発地点へは車で移動。

気持ちの良い晴れ模様の中、道の駅福光から、朴坂峠を目指して歩き始めました。

古道の入り口に到着。朴坂峠の歴史が書かれた看板を見て、「多くの物が運ばれていたんだな~」、道傍に安置された33体の観音様を「見つけられるかな?」と話していました。

「あった!」と観音様を見つけて、じっくり観察。ひとつひとつの観音様には短歌が書かれた札が添えてあり、それを詠み上げる姿もありました。途中からは、観音様に会うたびに手を合わして、声をそろえて挨拶する姿も。

上からツルが垂れており、ツル伝いに登ってみたり、ブランコにして座って揺られたりして道中を楽しんでいます。

あけびやむかごなど山の幸を口にしたり、木々で遊んだりしながら、みんな順調に足を進めました。

峠目前、振り返ると平野の景色がきれいに見えました。

朴坂峠に到着し昼食タイム。「おいしい!」とみんなの顔に笑顔と元気が復活。

風通しも気温も日光の強さも丁度良く、食後ということもありついウトウトと…。
「私も寝る~」と一人そしてまた一人と数人が並んでごろり。

峠で集合写真を撮影し、再び出発です。
なだらかな傾斜を走って駆け下りたり、歌を歌ったりして約2時間ほど歩きました。

ゴールとなる本泉寺まで残り5kmというところで、おやつタイム。
直売所で一人ひとつ、おやつを食べました。お菓子、アイスクリーム、ジュース、リンゴと各々好きなものを選び、嬉しそうな留学生でした。

「石川県だー!」と県境を目前に気分が上がる留学生たち。
県境をまたぎ、「どっちの県にも立っているぞー!」と盛り上がっていました。

ゴールまで約1kmとなったところで最後の休憩。
医王ダムを眺めながら、「あと少しだね、頑張ろう!」と励まし合う姿が。

約11.5kmの道のりを、約6時間かけてゴール。「楽しかった!」「意外と疲れなかった!!」と振り返り、笑顔を見せていました。

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