脱穀

10月10日(日)

2週間前に刈った稲が十分に乾いたので、脱穀を行いました。脱穀の作業は昔ながらの方法で行い、先人の苦労を体験しました。

まずは足踏み脱穀機で稲の穂先から籾を落とします。脱穀機の勢いに負けないよう、集中して作業しました。
「次は僕が踏むよ!」「もっと稲を広げたほうがいいよ」と声を掛け合う姿や、「わっしょい、わっしょい」と息をそろえて気持ちと集中力を高めている姿がありました。

落とした籾は、唐箕にかけて選別しました。ハンドルを回して風をおこし、実のない籾や藁を飛ばします。使い慣れない道具に「ゴミが入っちゃった!」「やり直しだ…」と苦戦する姿もありましたが、徐々に要領をつかみ、交代の声を掛け合うなどしながら、こちらも協力して作業していました。

足踏脱穀機、唐箕の両方をひと通り経験し、1時間ほど作業したところでコンバインの登場。作業のスピードが一気に上がり、どんどんとはざから稲が無くなっていきました。脱穀が終わるころには「機械でやると早いね」「手作業って大変…」と話す姿があり、農具の進化や人類の進歩も感じている様子でした。

脱穀後のお米を担いで、保管場所へ運んでいます。
今後使えるようにまとめた稲わらをお片付け。

年度当初、米作りの活動が始まったばかりの頃は集中力が続かず、途中で手が止まったり、他の人に任せたりする姿があった留学生たち。作業と向き合って真剣に取り組む姿が少しずつ増えてきています。作物の成長と同時に留学生の成長も感じられた活動となりました。

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